●韓国レストランで
※キムチやナムル(山菜)などのおかずは、追加をたのんでも
別途料金は取られない。
※高級レストラン以外での勘定は、食事を済ませた後、入リ口の方にある
カウンターでする。
●韓国のお茶
お茶(ノクチャ)
お茶の葉っぱにお湯を注いで煎れるもの。韓国の代表的なお茶としては、雀舌茶、
雪緑茶、葉茶、抹茶などがある。一人あたり1さじくらい葉を入れ、3分ほど
そのままにしておく、数回水を入れても良い。
湯茶(タンチャ)
漢方薬の材料であるショウガやシナモン、高麗人参、くこ、五味子、ナツメ、
えびすぐさ、くずなどを長時間加熱して味を出すお茶。漢方茶は体にも良く、
病気を治す働きもある。香りが強いので薄めて飲んだり、ハチミツやお砂糖を
入れたりもする。
果物のお茶
酸っぱい果物を煎じて飲むお茶。ビタミンCをたっぷり含んでいるリンゴや柚子、
カリンの実、ミカンの皮など酸っぱい果物を水に入れて沸かしたり、または、
ハチミツに漬けた果物を茶碗に入れて、熱いお湯をかけて飲む。冬には風邪の予防
効果もある。
★耕仁美術館と伝統茶屋『茶園』
1983年開館以来、仁寺洞のギャラリー文化の先頭に立ってきた。広い庭と木々に
囲まれたこの美術館は素晴らしい眺望はいうまでもなく、朴泳孝(バクヨンヒョ)
先生の生家でもあり、歴史の息吹が感じられる。また、美術館内にある伝統茶室
「茶園」は、野外の緑側に座ってお茶を飲みながら韓国の伝統家屋の趣を堪能
できる場所として有名だ。
◎耕仁美術館(鐘路区30-1)
電話733-4448 営業10:00-19:00
地下鉄3号線安国駅から徒歩7分
観覧料:無料
◎茶室「茶園」
電話730-6305 営業10:00-23:00
●韓国の伝統的な飲酒文化
・韓国では年下の人が年上の人にお酒を注ぐのが礼儀だ。年下の人は、年上の人の
酒杯が空にならないようにお酒を注がないと年上の人が気を悪くすることもある。
年上の人にまず、両手で酒をついだ後、年上の人が酒をすすめると必ず両手で
受けて飲む。昔から韓国では年上の前でお酒を飲むのは失礼にあたるとして、
年下の人は顔を横に向けてお酒を飲む。
・昔韓国では、年上の人にお酒を注ぐとき、伝統衣装の韓服の袖口が広いため、
服が汚れないように左手で袖口をおさえ、右手で酒を注いだ。洋服を着るように
なった今でもその風習は残り、年上の人にお酒を注ぐときは右手に左手を添えて
いる。
・韓国人はお酒を飲むとき、自分で直接、それぞれの酒杯にお酒を注いで飲む
よりは、お互い酒杯を交わしながら回し飲みをすることが多い。お酒を
すすめられたら、それを飲み干した後、また相手に酒杯を渡してお酒を注ぐ。
最初から酒杯を一個だけおいて順番通り回し飲みをすることもある。このように
酒杯回し一周りするのを「巡杯(スンベ)」ともいい、この回し飲みの風習は親密感
と共同体としての意識を高め、約束をはかる方法として今も続いている。
・昔、韓国の酒場では徹夜で酒を飲んだ客のために、朝早く酔いをさます
「ヘジャングク」を用意した。「ヘジャングク」は牛殻のスープに大根の葉と牛の
血を入れて煮込んだもので、このヘジャングクを肴に酔いをさますヘジャンスル
(迎え酒)を飲んだものだ。韓国人はこれを「酒は酒で制する」という。最近
ヘジャンスルを飲むこともないが、ヘジャングクは伝統的な食べ物として
残っている。
◎焼酎(ソジュ)
焼酎は現代の韓国人が最も好む、韓国の代表的なお酒だ。価格が安く、アルコール
度数が高いので大衆に人気がある。焼酎は本来、穀類で造った蒸留酒で、お米や
その他の穀類を蒸して発酵を助けるヌルックを入れ、3-4日間発酵させた後、
加熱して蒸留する。水のように透明感があり、アルコール度数は平均25度。現在
日本を始め、欧米など30カ国に輸出されており、世界市場でもアルコール濃度の