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キムチ

キムチは,  韓国で開発された固有の野菜貯蔵加工食品である。

韓国では、冬になると、寒さが3、4ヶ月間も続いて新鮮な野菜がとれないので、

それを補うためにキムチを漬けて食べるようになった。

キムチは、植物性食品と動物性食品が調和をなす発酵食品で、ビタミンと有機酸、

カルシウムなどを体に供給してくれるので栄養の面も優れている。

地方によって材料や作り方がそれぞれ違う形で発達、その種類が160にのぼる。

白菜キムチ

最も基本的なキムチ。地域によって辛さが違うが、国中どの家庭でも漬けて食べる

代表的なキムチだ。

カクトゥギ

白菜キムチとならんで韓国の代表的なキムチの一つ。大根をさいころ状に切り、

薬味と一緒に混ぜ合わせた物。秋のはじめに漬ける場合が多い。

ヨルム ムルキムチ(水キムチ)

ヨルムの噛み味と冷たいスープが特色のキムチ。食欲がないとき、麦ご飯にヨルム

キムチと唐辛子味噌を入れて混ぜて食べる。代表的な夏のキムチ。

塩辛(ジョッカル)を入れず、赤い唐辛子を粉状にして入れるので、味が

さっぱりして美味しい。

ドンチミ

唐辛子を使わず、塩だけで味付けをし、大根の持ち味を十分にいかしたキムチ。

ご飯のおかずとして、または餅と一緒に食べたり、お酒のおかずとしても良い。

あっさりしたスープの味が美味しい。北の地方では真冬、氷が張ったドンチミの

スープで作った冷麺を食べることもある。

チョンガクキムチ

慶尚道、全羅道地方でよく食べる郷土のキムチ。冬の手前に貯蔵用のキムチを

漬ける前に漬けて、白菜のキムチが成熟するまでの間食べるのが普通。

深い味わいとうまみ、辛さが同時に感じられる。ラーメンやグクバプなどに

お似合いで、青い大根の葉とかりかりした大根の噛みこたえは特別だ。

オイソバギ(きゅうりキムチ)

食欲のない春と夏に食べるキムチ。いろんな薬味を入れて具をつくり、それを

きゅうりに挟んで熟成させる。早く味が変わるので一度にたくさん漬けず、適量を

漬ける。

ボサムキムチ

京畿道開城地方のキムチで、いろんな食材を使って見るからに華やかでおいしい

そうだ。白菜の葉で中身を包んでいるので「ボキムチ(ふろしきキムチ)」、

「ソクキムチ(具キムチ)」ともいう。

ナバクキムチ

春と夏のキムチ。白菜キムチと大根で漬けたカットゥギの味が同時に味わえる。

スープも多く、あまり辛くないのが特徴。

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